全部、数えろ

園子温監督の映画「希望の国」のテーマは原発事故。商業映画としての原発映画には、もちろん賛否両論あるのだろう。
それでも園子温監督の姿勢には、表現者としての覚悟のようなものを感じるし、「希望の国」は、2012年に作られた映画としてすごく意味があると思う。

デモも抗議行動も住民投票も、ヘンな人たちがヘンな事を言ってるだけ。結局それが2012年の一般的な人々の感覚なのかもしれない。なんて無力感を感じている場合ではないのだった。目の前にある事をやればいい。そんなふうに思ったのは園監督の「数」という詩を読んだ時だった。
心に響く言葉なので引用させてください。引用はこちらから。

「膨大な数」という大雑把な死とか涙、苦しみを数値に表せないとしたら、何のための「文学」だろう。
季節の中に埋もれてゆくものは数えあげることが出来ないと、政治が泣き言を言うのなら、芸術がやれ。


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