グングニル

バンプ・オブ・チキンを初めて聴いたのは、アルバム『THE LIVING DEAD』が発売された直後だったと思う。FMで流れた「ランプ」と「グロリアスレボリューション」を聴いた次の日に、お茶の水のディスクユニオンでアルバムを購入したのだ。
例えばアルバムの実質的なオープニングの「グングニル」の完成度の高さに、びっくりしたのを憶えている。こんなに文学的でソリッドな歌を聴いたのは初めてだった。

容易く 自分自身を値踏みしやがって
世界の神ですら 君を笑おうとも 俺は決して笑わない

グングニル/BUMP OF CHICKEN



当時の私よりも一回り以上も年下の学生バンドみたいな連中に、どうしてこんな曲が演奏できるんだろう。そんなふうに思った。「グングニル」というタイトルの意味は、ゲームのアイテムか何かだったという事を知って椅子からずり落ちるかと思ったりもしたものだ。ああジェネレーション・ギャップ。

まあとにかく、現在のバンプのメンバーは、『THE LIVING DEAD』を買った時の私の年齢を越えてしまった。月日の流れるのは早いものである。
とはいえ『THE LIVING DEAD』のソリッドな文学性は、少しも失われていない。今日も田舎で畑を耕しながら、私の頭の中で「グングニル」が鳴っている。

THE LIVING DEAD
トイズファクトリー
2004-04-28
BUMP OF CHICKEN

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