ねじまき鳥クロニクル

本当に久しぶりに村上春樹の長編小説を読んだのは、たぶん失業中で暇だったからだ。そういう訳で読み始めた「ねじまき鳥クロニクル」の主人公も失業中なのである。
考えてみたら会社努めをしていた間は、村上春樹の長編小説を読んでいない。もしかすると村上春樹を読む時には、社会的に不安定な状態が必要とされるのかもしれない。

とにかく圧倒的な内容で、読み終えてからいろいろな事を考えた。
個人的にはここ数年、文学や小説といったものを(以前に比べれば)ほとんど読んでいなかったので、自分の中の文学脳のような部分が、久しぶりに目覚めたような感じもする。
それは例えば、とっ散らかった3枚組みのアルバムを聴くような作業なのかもしれない。そしてこの小説で示されている世界観は、とても普遍的なものなのではないだろうか。


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