嵐のあと

佐久間正英さんが亡くなった時、音楽プロデューサーとしての功績や代表作がいろいろと紹介されていたけれど、ストリート・スライダーズの作品が挙げられたメディアは少なかったように思う。
私が佐久間正英プロデュースの一枚を選ぶとしたら、間違いなくストリート・スライダーズの『天使たち』を挙げる。
85年にこのアルバムが発売された時、そのギター・サウンドの完成度の高さに驚いた人は多かった。それはそれまでの日本のギターロックのサウンドとは、明らかに違うレベルの完成度だった。ギターロックのひとつの到達点だったと思う。

このアルバムで聴ける4ピースのサウンドは、今聴いてもホントに気持ちいい。デカい音で鳴らせば鳴らすほど、気持ちのいい音である。
文学性の高い歌詞も是非味わってほしいと思う。ロックバンドに文学性の欠片も求められなかった時代に、このバンドは孤高の存在だった。
この時期のスライダーズは、ソングライティングでもノッていた。ギターでグイグイ引っ張る「Boys Jump The Midnight」や「Back To Back」はもちろん、「Angel Duster」のような、長くファンに愛される曲もある。「Special Women」は極上ダンス・ナンバーだし、蘭丸の歌う「Lay Down The City」の配置も絶妙。ラストの「嵐のあと」を好きだという人も多い。私もその一人。

天使たち
エピックレコードジャパン
1995-04-01
THE STREET SLIDERS

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