テーマ:音楽生活12

家族の風景

ハナレグミの「音タイム」は、とても好きな曲。 この曲を収めたハナレグミのデビュー・アルバム『音タイム』が発売されたのは、2002年の暮れに近い時期だったと思う。この年の暮れは12月にジョー・ストラマーが死んでしまって茫然自失みたいな感じになってしまって、ちょっと音楽が聴けなくなっていた時期だった。 そんな時期に、フッと耳に入ってきた…
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愛しくさせるもの全てに

子供の頃のクリスマスで思い出すのは鳥のモモ焼き。今ふうにいうとローストチキンかな。たぶん。 共働きだった両親は当然クリスマスも仕事で、だからクリスマスの日には母親から預かったお金を握りしめて、両親が帰る前に肉屋さんでモモ焼きを買うのは私の仕事だった。 すきま風の吹き抜ける家は今考えると随分寒かったと思うけど、子供の使える暖房は電気コ…
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国のための準備

佐野元春の『The Sun』。2004年のアルバム。 このアルバムで佐野元春は、ロックンロールと自分の年齢と折り合いをつける方法論を確立したように思う。 80年代の頃のキラキラしたポップとは違う種類の、地に足のついたポップ・ミュージック。生活感のあるロックンロール。温かみのあるホーボーキングバンドの演奏も絶好調。価値のあるロックンロ…
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闘いのうた

U2の『WAR』。83年、初期U2を代表するアルバム。 このアルバムが発表された83年というのは、クラッシュがとうとう空中分解してしまった年で、前年のジャムの解散と共に、ひとつの時代の終わりのようなものを当時高校生の私は感じていたような気がする。 加えて音楽シーンは急速に80年代の商業主義化が進んで、どんどん軟弱化して液状化が進んで…
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いつかわかるさ

80年代ぐらいの佐野元春は、オフステージでは黒ブチ眼鏡がトレードマークだった。黒ブチ眼鏡でリスペクトしていたのは、50年代のロックンローラー、バディ・ホリー。 例えば佐野元春と同世代のミュージシャンで黒ブチ眼鏡といえば、やっぱり英国のエルヴィス・コステロだけど、80年代の米国で活躍したミュージシャンに、マーシャル・クレンショウという人…
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セニョリータに薔薇を

B・スプリングスティーンの「Rosalita」の世界観を日本語に翻訳して、英語の疾走感そのままに、日本語によるオリジナルを作ってしまったのが佐野元春の「夜のスウィンガー」。 時は1980年。日本語のロックといえば、ヤンキー系のカタカナ演歌とスケコマシ系の歌謡ロックしか知らなかった田舎の中学生にとって、この疾走感は衝撃的だった。 …
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ロザリータ

ブルース・スプリングスティーンの『The Wild,The Innocent And The E Street Shuffle』。73年のアルバム。 まるで山下達郎みたいなカッティングの「The E Street Shuffle」や、サンタナみたいな泣きのギターで始まる「Kitty's Back」。バンドのメンバーや音が、まだ固まって…
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サンディ

ハリケーン「サンディ」の被害者支援のために行われたチャリティ・コンサートの豪華なメンバーの中で、やっぱり歌ってくれたのがブルース・スプリングスティーン。 大統領選方面でも多忙だったはずだけど、ニュージャージーの方も被害があったそうだし、いてほしいところに来てくれる人なのだ。 そういえば大統領選の時の米国のミュージシャン達は、選挙…
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才女はクール・ビューティー

いわゆるロックのレコードというのは(まあモノにもよるけれど)、聴いていていろいろと考える事も多くて、聴いていて疲れてしまう事も少なくない。 だから例えば何も考えないでリラックスして音楽を聴きたい時は、ソウルやジャズのレコードを聴く事が多くなる。 そんな感じでエスペランサ・スポルディング『Radio Music Society』。…
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レモンはジャンキー

最近の日本の若いバンドの音楽の、ほとんどが理解できなくなってしまった。正直に書くと、面白くもなんともないと思うバンドがほとんどである。 社会全体に漂う閉塞感が音楽マーケットの間口を狭くしているのは確かだと思う。誰もが損をしたくない。そしてネットで共有されるコミュニティは理論武装によって細分化されて、排他的になっていく。 ミッシェ…
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ニンジャのカウンター

ザ・ヘヴィーの『The Glorious Dead.』。今年リリースされた、彼らのサードアルバム。 ロックンロールをエンコードしてデジタルでデコードしたみたいなグルーヴは、ブラック・キーズの『El Camino』を聴いた時の印象とも共通していて、2012年的なロックンロールの匂いなのかもしれない。 「Just My Luck」はレッ…
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過渡期の時代

ロックンロールという音楽にも浮き沈みがあって、ブームだった時期もあれば下火だった時代もある。 66年生まれの私の経験した時代で、ロックンロールが不遇だったのはやっぱり80年代。特に中盤から後半が酷かった。骨があったり刺があったりする音楽が、80年代の商業主義によって排除されていた時代。 80年代の中盤から後半というのは、音楽のメ…
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ワインととチキンと音楽と

90年代に放送されていたラジオ番組で好きだったのが、石田小吉が担当していたNHK-FMの「ミュージックパイロット」。 「ミュージックパイロット」は、90年代から2000年代にかけて、いろいろな時間帯でいろいろな人が担当したけれど、石田さんが担当した時期が、一番長かったと思う。ちょっと調べたら1996年10月から、2000年の3月までだ…
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魔法使いの弟子

みんなが大学に進学する事で若者の就職が難しくなっている。そんな状況はあると思う。 大学を出てするような仕事の量がそれほど増えていないのだとすれば、大卒の人間が増えてそれを奪い合っているのだろう。 これは個人的な意見だけど、ミュージシャンも大卒率が上がってくるにつれて、面白いバンドが減ってきたような気がしないでもない。 大学出たよう…
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朝焼けの仮面ライダー

今住んでいる街には、いわゆる大衆演劇の大衆演芸場があって、前を通ると熱心なファンの人たちで結構賑わっている。 日本のいわゆるビジュアル系のロックバンドという人たちのルーツは、この大衆演劇的な白塗りメイクにあるのではないかと、時々思う。グラムロック的な文脈で語るには無理がある気がする。 そんな感じでTレックス。まずは『Great …
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いい塩梅

ZZトップの『La Futura』。ZZトップのアルバムとしては9年ぶり。ひさびさのZZトップ。 とにかく太く歪んだギターの音に圧倒される。煤けた音に強烈なブギーのグルーヴ。リック・ルービンのプロデュースもバッチリ決まってる。 ZZトップがこれだけ長く続いているのは、80年代に当時のテクノロジーを上手くサウンドに取り込んだからだ…
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英雄はいらない

2011年の3月の震災と原発事故があった時、とても悲しい出来事ではあったけれど、これをきっかけに社会のいろいろな問題に多くの人が気付いて、世の中が変わっていくのではないだろうか、そんな期待もあった。 あれから1年と7カ月ほどが過ぎて、結局は何も変わらなかったと感じる事は多い。もしかするとさらに悪い方向に行っている事もあるかもしれない。…
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LPのEP

LPはニューヨーク出身の女性シンガー。本名はLaura Pergolizzi。 『INTO THE WILD - LIVE AT EASTWEST STUDIOS』はDVD付きの5曲入りライブ・ミニ・アルバム。どことなく若い頃のパティ・スミスを連想させる中性的な風貌のジャケット写真が印象的。プロデュースはグリーンデイでお馴染みロブ・キ…
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アナログの思い出

高校を出て東京に来てから3年ほど働いた工場を辞めて、アルバイト生活を始めたのは21歳の頃だった。ちなみに今から25年ほど前。 最初の半年ぐらいは私の人生の中で一番お金のない(例えば日払いのバイトに行くのに電車賃がなくて、1時間ほど歩いて行ったら遅刻してバイト代がもらえなかったとか)、貧乏でどうしようもない時期だったけど、いろんなバイト…
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ヌンチャクを振り回すような

70年代の後半の日本では、パンクバンドといえばピストルズでもクラッシュでもラモーンズでもなくてストラングラーズだった。当時中学生だった私のぼんやりとした記憶でも、そんな印象がある。 やっぱりパンク系のバンドとして、いち早く来日したというのが大きかったのだと思う。ネットもスカパーもタワレコも無かった時代、彼らの来日の衝撃はそのままパンク…
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愛しのキッズ

1979年から1980年にかけての英国のシーンは、数年前に蒔かれたパンクの種子が様々な形で開花して、豊かな収穫の季節を迎えていた時期だったと思う。 例えばクラッシュの『London Calling』やスペシャルズの『Specials』にポリスの『Reggatta De Blanc』。ジャムの『Setting Sons』にジョー・ジャク…
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まだまだ現役

音楽のデジタル化が進むにつれて、ロックンロールの虚弱体質化が進んできているような気がする。 70年代後半のパンクなんて骨と皮だけの音楽だったけど、例えば戦後の焼け野原を走り回る子供みたいな、正体不明のエネルギーみたいなものに溢れていた。 モーターヘッドの『Ace Of Spades』。80年のアルバム。 パンク全盛の時代に、長…
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果てなき妄想

ポリスの『Zenyatta Mondatta』。80年のサード。 このアルバムではファーストやセカンドにあった、成功に向かって突き進んでいたバンドの一体感とか、スピーカーから飛び出してきそうな音の勢いは感じられない。 アンディ・サマーズの自伝によると、『Zenyatta Mondatta』レコーディング時のプロデューサーのナイジェル…
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開放二弦の刹那と想像力

最近なんとなく、同世代の人間と話が合わなくなってきたような気がする。 これはなんだろうと考えて、何がカッコいいのかさっぱりわからないファッションとか、何がいいのかさっぱりわからない音楽に拒否反応を示していた、高校生の頃の気分に近い事に気付いた。 タバコも止めたし週末には走ってるし、身体が少し若返ってきているのかもしれない。だからって…
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テレキャスターの魔術師

アンディ・サマーズは1942年生まれだから、51年生まれのスティングより9歳、52年生まれのスチュワート・コープランドより10歳年上だった。 元アニマルズという経歴が示すように、クラプトンやジミー・ペイジと同じ時代の英国で、様々なバンドを渡り歩いてきた人である。 その百戦錬磨のギタリストが加入することで、ポリスの歴史は動き出す。特に…
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IF YOU WANT IT

9月22日の下北沢ガーデンのソウル・フラワー・ユニオン。相変わらず3時間近い圧倒的な演奏。踊り疲れたらMCで笑わせて(もはや名人芸)。会場は狭すぎず広すぎず、観客との一体感も心地良い、いいライブだった。 死亡率100パーセント。生きるとはそういう事。もし人生に迷ったら、ソウルフラワーのライブに行けばいい。必ず元気が出てくるから。 …
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教えてスティング先生

ザ・ポリスは、もともとは70年代後半のパンクの時代の英国で(アメリカ人の)ドラマーのスチュワート・コープランドが作った、一風変わったパンク・バンドだった。 当時のパンクというのは(たぶん)今よりずっと自由で、何でもありの世界だったから、ポリスみたいなバンドもOKだったのだ。 アンディ・サマーズの自伝には、当時のそんな雰囲気も書かれて…
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不思議な音は英国産

『Django Django』は、ジャンゴ・ジャンゴのデビュー・アルバム。このバンドも今年のフジに出演していた、英国の若手バンド。 アルバムの音を聴いてなんとなく、米国インディ・ロックの一派だと思っていたのだけれど、実は英国産なのだった。 基本的にはシンプルなサウンドだけど、ロックンロールやガレージパンクの要素が、時にビーチボー…
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9月の空のように

先週ぐらいまで身体のあっちこっちが痛くて、週末に公園を走ってもなんだか身体が重かった。夏の疲れが出ていたのかもしれない。 まだまだ暑いけど、それでも朝晩の空気は少しずつ変わってきて、新しい季節の匂いがする。 ザ・ハートブレイクスの『Funtimes』、今年のフジロックでも注目された、英国の若いバンド。 ポップなメロディーと、ギ…
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The Choice Is Yours

「佐野元春のザ・ソングライターズ」で、個人的には今まで一番面白かったのがライムスターの回。 さすがにヒップホップで食っている人たちだから、言葉に対する反射神経が鋭くて、ユーモアのセンスもある。大笑いして見てました。 それ以来、ライムスターにはちょっと注目しているのだけど、最近リリースされた新曲が「The Choice Is Your…
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