テーマ:音楽生活11

新しいうた

ザ・フーの『Who Are You』。78年のアルバム。 商業音楽の市場はディスコ音楽で溢れていたし、意識的な若者たちはパンクで時代を変えようとしていていた時代。時代遅れの老いぼれロック・バンド。そんなふうに78年のザ・フーを見ていた人たちも多かったのかもしれない。 当時の彼らは30代前半で、今の感覚でいえばまだまだ若いバンドだけれ…
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SOUL TO SOUL

ARBにはいくつかのベスト盤が出ているけど、個人的に好きなのは99年に発売された『ARB COMPLETE BEST 1978~1990魂』。 ファン投票で選んだ78年のデビューから90年の解散までの楽曲がリマスタリングされた、コンセプトとしてはキャリアを総括するような(歴代のメンバー勢揃いの)ライブを観ているような曲の流れ。あの時代…
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Hillsborough Justice

12月のイギリスでは「Hillsborough Justice Campaign」というチャリティ・ライブ・ツアーが行われているそうです。主催はミック・ジョーンズ。 ロッキングオンの児島由紀子さんによると、ツアー各地で、マニックスのジェームズやローゼズのイアン&ジョンがゲストで参加。リスペクトとして、クラッシュの曲を演奏しているとの事…
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灰色の水曜日

深夜に放映されている「輪るピングドラム」というアニメがあって、何故かそこで使用されている楽曲がARBの曲(のイマドキのアレンジのカバー)らしくて、さらに何故か、そこで使用されている楽曲は白浜久在籍時の曲が多いらしい。 番組の制作者だとか、音楽担当の人がARBのファンなのだろうか。アニメ声のARBのカバーは、なんだかちょっと謎である。一…
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ジャックナイフ・リー

R.E.M.の2004年の『Around The Sun』がどうして内省期の終わりのアルバムかといえば、次に出た2008年の覚醒した『Accelerate』があるから。 ジャックナイフ・リーという、やたらとカッコいい名前のプロデューサーと組んだ、そのへんの若手のギターバンドが色褪せてしまいそうな、生々しくてダイレクトでオルタナティヴな…
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重い荷物を捨てて

R.E.M.はもともと内省的なバンドではあったけれど、97年にドラマーのビル・ベリーが脱退して以降は、より内省的になっていったような気がする。ディスコグラフィ的には、この内省期の最後になる作品が2004年の『Around The Sun』。 たしかこのアルバムのレビューで、童話の「北風と太陽」のような、という表現をどこかで読んだのだと…
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歩いていこう

近所の商店街で買い物をしていたら、「歩いていこう」を歌いながら歩いている小学生の女の子がいて、なんだか可愛かった。 そういえば「ゲゲゲの女房」を毎朝見ていた頃は、自転車に乗って油断しているとつい「ありがとう」を口ずさんでいることもあったりして、なかなかあなどれないのが、いきものがかり。 でも小学生でも45歳のオジさんでも口ずさめると…
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北風と太陽

今までにも何度か書いているけれど、R.E.M.の「Everybody Hurts」のビデオクリップは、まるで一編の映画を観たような深い味わいが心に残る、優れたビデオだと思う。 映像に出てくる英語の字幕は歌詞とシンクロしつつ、時々歌詞から離れたりして、ビデオの映像世界の旋律が何重にも立体的に広がって行く。 個人的には3月の震災の後にこ…
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スーパークール

R.E.M.の曲で印象的だったのは、91年の暮れにロンドンで観たポール・ウェラーのライブの終了後に流れていた「It's The End Of The World As We Know It」。日本ふうに言うと客出しのBGM。 客出しというよりはアフター・パーティー的に(いわゆる本場の)ライブ会場のでっかいスピーカーで、でっかい音で鳴っ…
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どんよりと曇った日には

ニルヴァーナの『Nevermind』。サウンドのルーツにあるのは、セックス・ピストルズとAC/DCとブラック・サバス。 ピストルズはともかくとして、個人的には10代の頃にオールド・ウエイヴと呼ばれていたAC/DCやサバスは当時、全く聴かなかった。 でもグランジ以降の(特にアメリカの)ミュージシャンは、割とそのへんにこだわりがない。カ…
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愛しのエンジェル

エアロスミスとチープトリックとレッドホット・チリペッパーズ。共通しているのは、出戻りのメンバーがいること。 残念ながらレッチリのジョン・フルシアンテは2009年に再度脱退しまったけれど、どのバンドもメンバーの復帰後に、再度黄金時代を築いている。 みんなアメリカのバンドであるところに、気のいいアメリカ人気質のようなものも感じたりもする…
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Nevermind

子供の頃、テレビで見ていた天気予報には不思議な言葉がたくさんあった。 たいふういっか、と言われれば、まあ違うんだろうな、とは思っていても子供の頭の中に浮かぶのは、お父さんにお母さんにお兄ちゃんにお姉ちゃん。なんだか賑やかそうな台風一家。 はろうちゅういほう、と言われても子供にはなんだかよくわからない。わからないなりに頭に浮かぶのは、…
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週に8日

教会での結婚式の時の定番の「病める時も健やかなる時も~」という言葉。 先週あった弟の結婚式の時に聞いて、なんとなくその言葉の重みのようなものを、一応人生の先輩として、しみじみと感じたりした。 毎日一緒に暮らしていると、晴れの日もあれば雨の日があるように、健やかなる時と病める時が、肉体的にも精神的にも、やっぱりある。 ビートルズ…
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今日の私はキゲンがいい

最近割と気に入ってるのがハルカリの「今日の私はキゲンがいい」。 今のところまだ配信のみのリリースのようだけれど、だからまだフルヴァージョンで聴いた事はないけれど、ラジオから流れてくると、なんとなく嬉しくなる。 もともとCM曲で、作詞もCMプランナー(男性)だから、最近のアイドルみたいな、思わせぶりであざとい表現がないのがいいとこ…
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ふわりのこと

なんとなく、学園祭のコピーバンドみたいな、なんというか、チマチマっとこじんまりとまとまった音が、最近はウケているような気がする。やたらと昔の曲のカバーが多い気がするのも、音楽業界がネタに困っているのか、こっちが年をとったせいなのか、よくわからない。 スケールの大きな音だな。ねごとの『ex Negoto』を聴いて、そんなふうに感じた…
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プラスチックなソウル

70年代には少し渋めのソウル・デュオだったけれど、80年代にニューウエイヴ的なモダンポップ路線で大成功を収めたのがホール&オーツ。 80年代の日本で人気があったのはジャーニーとかボンジョビみたいな派手目の音で、抑え目でクールなアレンジのホール&オーツが日本でも人気があったのは、ちょっと不思議な感じがする。 なんとなく、ジェイムズ…
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愛のしるし

パフィーのアルバムで好きなのは『JET CD』。98年のアルバム。 オマージュとかパロディというのは、わかりにくかったりあるいは嫌みになったりする場合も多いけど、そのへん奥田民生には絶妙のセンスがあって、ザ・フーやビートルズへのオマージュも楽しい。作家陣も豪華。 個人的にこのアルバムのベスト・トラックは井上陽水作「CAKE IS L…
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デジタル・ソウル

デジタルに作られる音楽には直接的な要素があると思う。例えば今晩ベッドルームで作った音源が明日の朝にはサーバーにアップされる。そんな、ダイレクトなアップ・トゥ・デイト感。 だから本質的にデジタルな表現は、必然的にシンプルになる。そんな気がする。 ジェイムズ・ブレイクの『James Blake』はとてもシンプルに仕上がっていて、でも…
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われた鏡の中から

60年代後半から70年代の音楽が面白く感じるようになったのは実はここ数年の話で、逆に言うと最近の音楽があんまり面白く感じられなくなってきた、という事なのかもしれない。 なんとなく、キラキラしてるのは外側のパッケージだけで中身は使い古しの再利用、みたいに感じる事が多くなってきたのは年をとったせいなのだろうけど、それだけでもない気もする。…
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だから、さあ行こう

リプレイスメンツの「Talent Show」はアルバム『Don't Tell A Soul』のオープニング曲。柔らかいアコースティックの感触と骨っぽいリズムが瑞々しく解け合った、アルバム中でも軽やかな曲。 ショウビジネスを皮肉った、レイ・デイヴィス的にちょっと自虐的な歌ではあるけれど、この曲を聴くとなんだか、心が軽くなる。気持ちが楽に…
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失敗できる勇気

ルー・リードとかボニー・レイットとかリッキー・リー・ジョーンズとか、89年というのは今でも時々聴く、なかなかいい音楽が発売された年なのだった。個人的には。 それでリプレイスメンツの『Don't Tell A Soul』。これも89年の作品。 当時の彼らは“80年代最後の大物”とか“90年代のストーンズ”なんて紹介のされ方をしてい…
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ハロウィン・パレード

80年代というのは、ロックやロックンロールの意味が、随分変わった時期だったように思う。じじいになる前にくたばりたい、なんて歌ってたバンドもいつまでも若者ではいられない。実際にくたばっちゃった人も結構いたけど。 ロックスターがツアーのためにジョギングで体力作り、なんて70年代には考えられなかった。70年代のロックスターはみんな、永遠の星…
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オイラは銀河のニヒリスト

『PANTAX'S WORLD』はパンタの76年のアルバム。リズムに乗り切れない言葉は字余りしてるし、バンドのアレンジも歌謡ロック的。時代を感じさせる音ではある。 でも紙ジャケで再発されたアルバムを聴いて感じるのは、ロックンロールの思春期的な、若々しさや荒々しさや青臭さ。なんだか良く晴れた秋の空みたいな、清々しさ。 そういえばロック…
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電気のない都市

一時期ラジオからよく流れていた東京事変の「新しい文明開化」。この曲は全編英語の歌詞だということに、最近気付いた。 日本語の言葉としての共感を拒否したような詩の世界は、椎名林檎の歌詞の世界の特徴なのかもしれない。だから日本語で歌っても英語で歌っても、聴いた印象があまり変わらない。東京事変の『大発見』を聴いて、そんなふうに思った。 …
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麗しのアンナ

秋の夜に聴きたくなるのは女性ボーカルものだったりする。なんとなく。 どちらかというとあんまり派手じゃない人のほうが好きで、歌はそんなに上手くなくてもよくて、素直に歌ってくれる人がいいな、と思う。 例えばキャロル・キングより上手いシンガーはたくさんいるけど、キャロル・キングの曲はやっぱりキャロル・キングが歌うのが一番いい。すごく素直に…
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スライドのボニー

ボニー・レイットの『Nick Of Time』は89年のアルバム。グラミー賞3部門を受賞するなど、彼女が一躍脚光を浴びた時期。 聴いたきっかけは、確か当時のFM誌での鮎川誠さんの「こういう昔から頑張ってた人が賞をもらうのはいい事だ」みたいなコメントだった。 それでアルバムを聴いて「Thing Called Love」のカッコ良さ…
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恋のホワン・ホワン

佐野元春の『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』は89年のアルバム。ロンドン録音のメンバーは、(ニック・ロウが在籍した)ブレンズリー・シュワルツと(コステロの)アトラクションズの混成バンド。パブロック好きにはたまらない。 そういえば忌野清志郎の87年の『RAZOR SHARP』のロンドン録音のメンバーは、(イアン・ドゥーリーの)ブロックヘッ…
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懐かしい秋

リッキー・リー・ジョーンズは不思議な存在感を持ったシンガーだと思う。声質がとても好きだし、全てを聴いている訳ではないけれど、アルバムはどれもクオリティが高い。 昔から自由奔放、なんて言葉が似合う人だったけど、個人的には2000年代以降特に、存在感に肝がすわってきた、という気が(なんだか変な表現だけど)する。東の横綱がパティ・スミスだと…
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失くした歌を探すよ

ザ・ルースターズの88年の『FOUR PIECES』。最終形ルースターズの、ラストアルバム。なんてクールなアルバムなんだろう、と思う。 バンドの最終形態として選ばれたのが、穴井仁吉と三原重夫の(まるで野武士みたいな)強力に骨太なリズム・セクション。音の厚みや奥行きや疾走感が、それまでのアルバムとはやっぱり違う。 大江慎也の脱退後…
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ホコリをはらって

いわゆる日本語のロックの転換期のようなものはいくつかあると思うけど、個人的には90年代の前半に、ちょっとしたポイントがあるような気がしている。 サウンド的には、当時のグランジだったりミクスチャーといった要素があって、グッと骨太になった。そしてそこで歌われる言葉も、例えば80年代の言葉の居心地の悪さがなくなって、言葉のグルーヴのようなも…
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